2012年6月11日月曜日

良品と並品の原価

せき板の良品・並品の原価を求める
せき板は常に新品で現場に持ち込まれる訳ではなく、1,2度使用した良品やそれ以上使用した並品の状態で現場に持ち込まれる事も有ります。
そんな場合でも一定の考えで良品と並品の金額を決めています。
新品の原価1200円のせき板を7回で償却(価値の無いもの)とした場合で説明します。
7回償却の場合、新品としての1回を除いた残り6回が良品と並品となります。
そして、その6回の中間点を良品と並品の境とします。
良品と並品の原価は、それぞれの価値の範囲内の中間点の価値とします。
良品の原価
良品の価値の範囲は残り6回から残り4回までですので、残り5回が良品の価値の中間点となります。残りの価値を全体の価値からの割合で表すと(5p+4p+3p+2p+1p)÷28p=53.57%となり、原価1,200円として考えると、643円となります。
並品の原価
並品の原価の範囲は残り3回から残り1回までですので、残り2回が並品の価値の中間点となります。残りの価値を全体の価値からの割合で表すと(2p+1p)÷28p=10.71%となり、原価1,200円として考えると129円となります。

償却回数が7回の場合ですと考え易いのですが、それ以外の場合は計算が複雑になるので、表にしたものを御覧ください。




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