2012年6月20日水曜日

計算オプション《割付編》

ここでは[計算オプション]の割付条件設定について説明します。




計算オプションの表示方法はこちらです。




計算オプション《割付情報-オプション画面》

計算オプションを開き、「割付情報」のタブをクリックして画面を切替ます。
計算オプションの開き方は、ここ


各部の説明

使用条件

 材料の割付条件を基礎と地下・地上とで分けて設定出来るようになっています。

割付情報一覧表


①割付種別

 SPSデータ内に有る、型枠種別情報です。この種別によって各資材の割付条件を表示します。
②ベニヤ

 型枠種別毎のベニヤの品質や転用条件を表示します。
③木製パネル

 型枠種別毎の木製パネルの品質や転用条件を表示します。
④樹脂パネル

 樹脂パネルを使用する場合は「○」印が表示されます。
⑤割付方法

 選択された割付方法を表示します。割付方法は詳細設定で幾種類も作成できます。


計算オプション《割付情報-割付情報》

型枠種別の違いや基礎・地上で材料の割付方も様々です。
SPS-Materialでは現実の施工に近い条件で材料を割り付ける事が出来ます。

割付情報を使う

 設定したい型枠種別を選択します。

 割付情報から、ベニヤ・木製パネル・樹脂パネルら使用する物にチェックを入れ、数字の入っているリストボックスにはベニヤの品質による転用可能回数を入れます。「割付方法」には、詳細設定内に有る割付リストから、割付方法を選択します。

詳細設定

 計算オプションの右下に「詳細設定」ボタンが有ります。押すと詳細設定画面が開きます。


 開いた画面の左上に「割付リスト」の一覧が有ります。現在「割付方法」で選択可能な割付方法が表示されています。



計算オプション《割付情報-詳細情報画面》

割付詳細情報について

 画面全体の説明です。


 割付リスト  ・・・・  割付方法で選択するためのリストが一覧になっています。リストは追加や削除が出来ます。また割付条件の変更も可能です。
 面の選択と条件  ・・・・  割付設定は「面」単位で設定をします。その面をここで選択し条件を設定します。
 面の割付設定  ・・・・  「面」を選択したあと、ここで使用材料の選択や格材料の割付条件を設定します。


計算オプション《割付情報-割付リスト》

割付リスト

初期設定

 「計算オプション-割付情報」画面の割付情報で選択できる割付方法のリストになります。
初期設定では(キソ共通・一般共通・化粧打放)の三種類を準備してあります。

割付方法を追加

 [追加]ボタンを押すとリスト内に「新しい割付」ができます。

 [名前の変更]を押し追加した割付方法の名前を変更します。


計算オプション《割付情報-割付条件》

割付条件

条件

 「割付方法」は面単位の割付条件を一つの組合せとしてまとめた物です。右図はその各面をリストにしたものです。側面や底面と有りますが、それぞれに、さらに細かな条件を設けることができます。現実の施工により近い割付が可能です。

条件を変更や追加

 [追加]ボタンを押すとリスト内に「新しい条件」ができます。また既存の条件の変更も可能です。



計算オプション《割付情報-割付オプション》

割付条件で「面」を選択し、この割付オプションで詳細な設定をします。
【割付オプション】
 使用する資材を選択します。
内端太/根太
 内端太(主に縦端太)に使用する材料の選択や配置条件を設定します。
外端太/大引
 外端太(主に横端太)や大引きに使用する材料の選択や配置条件を設定します。
セパレータ
 セパレータのピッチを設定します
サポート
 パイプサポートの配置条件を設定します。
建ち直しサポート
 壁や柱の建ち直し用サポートの配置条件を設定します。

内端太/根太・外端太/大引

割付詳細情報の[条件]で選択した面の端太材・根太・大引きの割付条件を指定します。

 種   類  ・・・・  使用する材料の種類を選択します。
 間   隔  ・・・・  端太材または根太材の芯から芯までの距離です。
 最 小 値  ・・・・  面幅から出、入隅寸法分を引いた値が最小値以下ならば端太材の配置が1本でそれ以上なら2本以上の配置となります。
 出   隅  ・・・・  躯体の出隅から1本目までの距離です。
 入   隅  ・・・・  躯体の入隅から1本目までの距離です。
 重なり代  ・・・・  2本以上の材料が必要な場合の材料と材料の重なり長さです。

セパレーター

割付詳細情報の[条件]で選択した面のセパレーターの割付条件を指定します。


 間   隔  ・・・・  セパレータの縦・横間隔の距離です。
 最 小 値  ・・・・  面幅から出、入隅寸法分を引いた値が最小値以下ならば端太材の配置が1本でそれ以上なら2本以上の配置となります。
 出   隅  ・・・・  躯体出隅から1本目までの最短距離です。
 入   隅  ・・・・  躯体入り隅から1本目までの最短距離です。

サポート・建ち直しサポート

割付詳細情報の[条件]で選択した面のサポートの割付条件を指定します。

 間   隔  ・・・・  サポートの配置間隔です。
 最 小 値  ・・・・  この幅以下はサポートを1本、それ以上は2本以上という値です。
 出   隅  ・・・・  出隅(スラブ端部)から1本目の距離
 入   隅  ・・・・  入隅から1本目の距離

2012年6月19日火曜日

計算オプション《材料編》

ここでは[計算オプション]の材料単位の設定条件について説明します。
設定出来る材料は下記の表に有ります。


計算オプションの表示方法はこちらです。


計算オプション《ベニヤ》

計算オプションを開き、「ベニヤ」のタブをクリックしてベニヤの画面に切替ます。
計算オプションの開き方は ここ


各部の説明

ベニヤのサイズ

 定尺となるベニヤサイズを選択します。
関東では2× 6サイズが一般的ですが、関西では3× 6が一般的です。

ランク別サイズ制限

 少々わかりづらいかもしれないので、例をあげて説明します。
例えば、大工さんにスラブ用に古品の3×6を100枚準備して欲しいといわれても、おそらくすぐに準備が出来る物では無いと思います。
 その場合、新品か良品のベニヤで対応する事になると思います。ベニヤの価値が下ればそれに伴い、大きなサイズも少なくなってきますので、品質によって最大の大きさに制限を設けている訳です。

開口をふさぐ条件

 小さな窓やスラブの開口の場合は、止め枠だけ設置しつつ開口が無い物として施工されると思います。その場合の大きさに条件を設けています。


計算オプション《木製パネル1》

計算オプションを開き、「木製パネル」のタブをクリックして木製パネルの画面に切替ます。
計算オプションの開き方はここ


各部の説明

サイズリスト

 使用する木製パネルのサイズを選択します。パネルは大きなサイズから割り付けます。


下駄サイズ

 関西ではパネルの下か上に高さ調整用の補助(下駄)を入れるのが一般的です。その補助の高さによって使用できるパネルのサイズが変わってくるので、その補助の上限と下限を設定します。

縦使い組合せリストと組合せ

 階高が高い場合などや長尺のパネルが無い場合パネルを上に積み重ねる必要が有ります。その場合の組合せを決めます。

計算オプション《木製パネル2》

組合せの方法
例:3000㎜のパネルを1500㎜の2段でまかなう場合


 リスト内の組合せの文字に色の濃い文字と薄い文字があります。薄い文字は「サイズリスト」で選択されているので、変更が出来ない状態です。現在3000㎜は、「サイズリスト」で選択されている状態です。


 「サイズリスト」の3000㎜からチェックをはずします。


 「縦使い組合せリスト」の「New」を選択し、次に「組合せ」の「パネル1」で1500㎜を選択します。


 「組合せ」で1500㎜を選択したあと、右のリストボックスで「2」を選択します。


 「組合せリスト」に「3000㎜  1500㎜×2」と追加されます。

計算オプション《端太材》

計算オプションを開き、「端太材」のタブをクリックして端太材の画面に切替ます。
計算オプションの開き方はここ


各部の説明

種類選択

 使用する端太材の種類を選択します。


サイズリスト

 使用する端太材のサイズを選択します。端太材は長い物から割付られます。


材質

 使用する端太材の材質を表示しています。通常は「鋼製」になっていますが、「アルミ製」に変更も可能です。


材質を「アルミ製」に変更

 サイズリストで変更するサイズの端太材を選択する。

 右下の「材質」リストボックスで「アルミ製」に変更します。

 サイズリストで選択した端太材がアルミに変更されます。


計算オプション《サポート1》

計算オプションを開き、「サポート」のタブをクリックしてサポートの画面に切替ます。
計算オプションの開き方は、ここ


各部の説明

使用サポートの選択

 使用するサポートの種類を選択します。


組合せリスト


 使用するサポートと使用長さののリストです。


組合せ変更


 組合せの変更や使用長の変更等をします。

計算オプション《サポート2》

サポートの設定する



 使用するサポートにチェックをつけます。                    

 「使用サポート」でチェックを付けると、「組合せリスト」にサポートが使用長さと共に表示されます。
 表示の中でピンクに表示された場合は、そのサポートと1サイズ短いサポートの間に、カバーできていない範囲が有るということです。



 「組合せリスト」でピンクで表示されているサポートを選択します。




 選択したサポート「S50」の使用範囲が表示されます。
右図では1500~2600となっていますが、組合せリストの「S30」の上限は1450ですから、1450~1500の間がカバー出来ていないと言う事です。




 「組合せリスト」で「S30」を選択し、使用上限を「1450」をクリックし「1500」に書き換えます。すると「S50」のピンクが消えます。

 「割り振り」ボタンは、各サポートの重複している使用範囲を長いサポートを優先して調整すボタンです。


計算オプション《ビーム》

計算オプションを開き、「ビーム」のタブをクリックしてビームの画面に切替ます。
計算オプションの開き方は、ここ


各部の説明

使用条件

 ビームを使用する条件を設定します。

使用ビームの選択

 使用するビームの種類を選択します。